Synology NAS 2台で4台のIPカメラを一元管理する方法
― Surveillance Station の CMS(中央管理システム)を使った構成手順 ―
Synology の2ベイNASを2台運用している場合、それぞれに Surveillance Station のカメラライセンスが2つずつ付属しています。
この環境を活かせば、合計4台のIPカメラを1つの画面でまとめて管理する構成が可能です。
この記事では、片方のNASを記録サーバーに切り替え、もう片方のNASをホストサーバーとして統合管理する方法を、実際の操作手順に沿って解説します。
1. 構成の考え方
2台のNASをそのままホストサーバーとして使うと、カメラはそれぞれのNASに分散してしまい、1つの画面でまとめて監視することができません。
そこで、
- スペックの低いNAS → 記録サーバー
- スペックの高いNAS → ホストサーバー
という役割分担にすることで、ホスト側の Surveillance Station に4台すべてのカメラを統合表示できるようになります。
2. 事前準備:両方のNASにカメラを登録
まずは2台ともホストサーバーモードのまま、各NASに2台ずつIPカメラを登録しておきます。
この段階では、まだCMSの設定は行いません。
3. スペックの低いNASを「記録サーバー」に変更
(この作業はスペックの低いNASで行います)
- Surveillance Station を開き、メインメニューから CMS を起動
- 「詳細」タブを開き、
ホストサーバーモード → 記録サーバーモード に変更 - 「適用」を押して記録サーバー化を完了
これで、このNASはホスト側から管理される「記録専用サーバー」になります。
4. スペックの高いNASに記録サーバーを登録
(この作業はスペックの高いNASで行います)
- Surveillance Station のメインメニューから CMS を起動
- 「記録サーバー」タブで 追加 をクリック
- 一覧に表示される記録サーバー化したNASを選択
- ステータス欄の 認証 を押し、ユーザー名とパスワードを入力
- 続けて IDの確認 を押し、画面の指示に従う
- 「次へ」→「完了」で登録を終了
これで、ホスト側の Surveillance Station に4台すべてのカメラが統合されます。
5. モニターセンターで4台のカメラを表示する
CMSで統合しても、モニターセンターの初期状態では2台しか表示されないことがあります。
その場合は、
- モニターセンター左側のパネル(「<」で隠れていることがあります)を開く
- 表示したいカメラ名をクリックする
ことで、画面に追加表示されます。
必要に応じて、4台すべてを含む カメラグループ を作成しておくと、次回以降も同じレイアウトで表示できます。
まとめ
Synology NAS 2台を使った4台カメラの一元管理は、CMSの「ホスト/記録サーバー」構成を使うことで実現できます。
- スペックの低いNASを記録サーバーに変更
- スペックの高いNASに記録サーバーを登録
- モニターセンターで4台を表示
という流れで設定を行えば、複数のNASに接続されたカメラを、1つの画面でまとめて監視できる環境が整います。
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